【参加記】第5回 ノルディックウォーキングフェスティバル(ノルディックウォーキング競技会) ―NWのリズムについて―

さる3月12日(日)、津市美杉で開催された「第5回 ノルディックウォーキングフェスティバル」にスタッフとして参加してまいりました。

昨年までは「ノルディックウォーキング競技会」の名称で開催されていたイベントです。

 

 

余所でも同じ名前で行われているイベントがありますので、元の“競技会”が良いなと個人的には思うのですが、今年から競う部門(トライアル)と競わない部門(ファン)という構成になりましたので、致し方ないことと諦めています。

昨年までの7キロ部門がトライアル部門として例年通りタイムトライアルとコンテストとを行い、4キロ部門がファン部門となって、こちらはタイムを一応計測するものの順位は付けず、コンテストも行わなくなりました。

4キロ部門は、景色を楽しみながらのんびり歩きましょうというコンセプトです。

過去の大会で全くの初心者や、運営に支障をきたすほどゆっくり歩かれる参加者が見受けられたので(競技会なのに!)、きっちり分けてしまおうということになったのです。運営側にも競うことを好としないかたがいらっしゃいましたし。

間口が広がったという意味では良かったのではないでしょうか。運営上も時間の余裕が出来たように思えます。

さて、前置きが長くなりましたが、イベント全体のレポートは参加者のかたも書かれると思いますので、今回はコンテストの審査項目について書いてみようと思います。

 

 

1.審査項目 ―リズム―

 

コンテストの審査項目は、「ウォーク準備」「歩行姿勢」「リズム」「熟練度」の4項目からなります。
今回私は「リズム」の担当となりました。

ところで、ノルディックウォーキングにおけるリズムとは、いったいどういったものなのでしょう。

競技規定には…

歩く際の足の運びに「無理がない」、「リズミカルで自分に合っている」などを高評価とします。

と、あります。
しかしこれでは、あまりにも漠然としていますよね。

私は4つの観点から評価することにしています。

 

2.接地のリズム

 

(1)接地のリズムは一定であることが望ましい

もちろん、ある程度の“助走”は考慮しますが、早くなったり遅くなったり、タッタタッタとシャッフルするのは避けたいです。

私は左肩関節の伸展可動域が狭いので、一定のリズムで歩くことがなかなか難しいです。

 

(2)足部とポールの接地のタイミングは同時であることが望ましい

読んで字のごとく。

ただし、同時でなくても、それが一定であれば大きな減点はしないです。

こちらもある程度の助走を考慮しています。

「足とポールが同時に接地しなければ、下肢の各関節への負担が大きくなる。」という説もあります。

以前受講したBI更新講習の講師が仰っていました。

個人的な印象としては、そうとも言い切れないのではないかなと思いますが…。

例を出すと長くなるので割愛。

 

3.上下のリズム

 

(1)通常の歩行よりも上下動は大きくなる

歩幅が広がりますから、当然の変化です。

大きくなった上下のリズムの中で、身体をダイナミックに操作していただきたいところです。

 

(2)上下動の“起こり”は緩やかである

本来であれば、大きくなったストライドの中で自然な上下動が起こるはずです。

つま先のキックが急激だったりタイミングがおかしかったり、ポールを押し出す方向にエラーがあったりすると、ピョコピョコと浮き沈みする不自然なリズムの歩き方になってしまいます。

 

4.左右のリズム

 

(1)上体はあまり左右に揺れない

横ノリ厳禁がノルディックウォーキングのリズム。

横に揺れるということは、推進力が無駄になっているということなのです。

私は外股になってしまう癖がありまして、左右への揺れは大きい方です。

 

(2)モンローウォークは美しくない

セクシーと受け止めるかたもいらっしゃるのかな?

ノルディックウォーキングのフォームとしては評価できかねます。

股関節が不安定。

殿筋やハムストリングを使った後方への足振りは期待できません。

体幹の回旋による歩幅の拡大も得られないでしょう。

稀に混同している者を見かけますが、競歩のケツ振りとは全くの別物です。

 

5.上下肢の連動のリズム

 

(1)身体の一部が不自然に加速しない

ポールが接地してから離れるまでの間、上下肢の動きや歩行速度には自然な相関がみられます。一定だったり、徐々に加速していったり。

上肢や上肢のどこかの関節だけが急加速することは大抵、ポールによって推進力を得ていない証左となります。

もちろん、最後の最後でヒュッと肘を伸展するようなフォームをするには理由があって、「上腕三頭筋みたいな小さい筋肉で最後まで押し切っていては長距離歩行できないでしょ? だから最後は抜くの!」と、仰るかたもあるかもしれません。

もし、スティッフアーム・プルダウンばりに背部の筋肉を動員して加速しているであれば、歩行の加速度や上腕・背部の観察によってある程度推察できます。

でもそれだと、“最後の最後でヒュッと”はならないかもしれませんね。背部の筋肉を動員して得た加速の延長に、肘関節の伸展があるわけですから。

やはり、調和は得られているはずです。

プルでもスウィングでも、フィニッシュで肘関節を伸展するのであれば大きな差は無いと考えています。

ポールで推進力を得ているか否かは「熟練度」のカテゴリーでもありますが、「リズム」の観点からはこのような評価をしています。

 

 


 

 

いかがでしたか?

なお、これらの基準はあくまで私個人の裁量の範囲で設定しているものであって、ノルディックウォーキングフェスティバル公式のものではありません。

しかし、接地・上下・左右・上下肢の連動それぞれのリズムに留意することで、美しいウォーキングフォームを得ることができると確信しています。

ウォーキングフォームの見直し等に役立てていただければと思います

なかには身体にハンディキャップがあって、どうしても上記のようなリズムで歩行できない方もあるかと存じます。

“自分に合っている”ことも条件ですから、コンテストの際は四肢の長さの左右差や変形、その他障碍の有無など、ある程度の配慮は致します。

しかしやはり、満点をつけるのは難しいことをご了承ください。

 

※2017年3月21日公開の記事に加筆修正

 

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