ノルディックウォーキングインストラクターの反省と危機感

ついに「ノルディックウォーキングに騙されるな」シリーズも5回目。最終回でございます。

長々とまとまりのない文章を読んで頂きありがとうございます。

前回はインストラクターの“手抜き歩き”と言いますか、ダイナミックに見えるけど消費エネルギーは大きくない歩き方についてお示ししました。

今回は消費エネルギーの話から(ようやく)離れて、インストラクターの罪について、前々回の路面状況の話を絡めながらお伝えできればと思います。

 

インストラクターの反省

さて、前々回、滑りやすい路面だとポールを上手く押すことが出来無いため、同じ速度でノルディックウォーキングをしても滑りにくい路面における場合と比較して消費エネルギーが低下すると述べました。

確かに滑りやすい路面だと消費エネルギーは低下するようです。

しかし、消費エネルギー云々よりも重要なことは、滑る路面は危ないということ。

ポールだけではかくて足まで滑るような路面ならなおさらです。

 

唐突に何を当たり前なことを・・・ですか?

 

そう、当たり前なのです。唐突なのは申し訳ない。

しかしノルディックウォーキングイベントにおいて、その当たり前のことがきちんとレクチャーされていないことがあります。

滑る路面の歩き方ですね。

「そんなことは無い!」

と反論されるインストラクターも居られるでしょう。

しかしながら、少なくとも私がお手伝いしたイベント(森林セラピー基地のコース関連)では、「指導時間はなるべく短く」「実際コースを歩くのを沢山」「参加者はウォーキングテクニックを習いに来ているわけではない」とて、コース上に滑りやすい場所や、一般的なノルディックウォーキングのテクニックだけでは危険と思えるコース状態が存在していたとしても、その辺のテクニックに関しては教えられずじまいでした。

これまでいくつかの森林セラピー基地のコースを歩いてみて感じたのですが、ノルディックウォーキング向きとされている平倉コースや塚原ヒストリーコースでさえ、山中・林間に入ると湿ってコケの生えた舗装路の区間が存在します。

そこもパッドを装着したままで、ポールをあまり握らず、ポールを身体の横につくような歩き方をしていては転倒の危険があります。

事実、過去のイベントでは転倒されたり足を滑らせた参加者もいらっしゃいました。

もし、「そんなの参加者が臨機応変にポールの扱いを…。」って考えるインストラクターがいたとすれば、今すぐ改めていただきたい。

こういう時の参加者は、初心者であればあるほど教えられた通りにやろうとするものです。

そして事故があったらインストラクターの責任です(責任を負う者が別に居る場合もありますが、指導した責任ですね)。

私の場合、イベントではせめて近くにいる方だけにでもと、先導したり後ろからついていきながらポールの扱いやら足の運びやらを適時アドバイスしてはいるものの、正直これではきちんと仕事をしているとはいえないなと感じています。

また同時に、ノルディックウォーキングではポールは押さなあかん・速く歩かなあかん・エネルギー消費を増大せなあかん…、なんてことにこだわる必要は全然ない無いとも考えています。

つまり我々インストラクターは、安全性に配慮しつつ、利用者の目的と能力にあわせたウォーキングスタイルを提案し、可能ならば習慣化してもらう(あるいは森林セラピーに加えて行うなど、一過性な癒しの手段に組み込む)ことを念頭に働きかけるものなのです。

 

インストラクターの危機感

ではどうしてここ4回のエントリーでしつこく消費エネルギーについて述べたのかといえば、ノルディックウォーキングが普及し始めたからこその危機感を感じているからに他なりません。

以前にも書きましたが、気に入らないのです。

そこで最もありがちだと思える例として、「20%の話」が思い浮かんだのです。

 

誤解を招きかねないような表現で効果を宣伝する。

その表現が知識不足から来るものだったりする。

そして安全面への配慮が欠けがちになる。

 

これらは、普及の邪魔…ではなくて、ぶわっと普及して、しゅっと消えていく原因以外の何物でもないのです。

 

「ええ~!? 言うほど効かないじゃない?」

 

「ノルディックウォーキングで健康被害が出るみたい。」

 

と、認知されてしまったら終わりなのです。

全国で65番目、三重県で最初に加圧トレーニングの指導資格を取得し、知名度の低いマニアックなトレーニング方法が一転してぶわっと広がっていくさまを(斜めに)見ていた私が述べているのです。信憑性があると思いませんか?

私はノルディックウォーキングが好きですし、これに関しては営利目的で活動するつもりはありません。

しかし知識や技術の習得に関しては本業と同じくらいの熱意をもって臨んでいるのです。

インストラクターは持っている知識全てを利用者に伝える必要はありませんが、後ろに抱えている知識は多いに越したことはありません。

同じ「それはまあ、適当でいいですよ。」という言葉でも、根拠があるか本当にテキトーなのかの違いですね。

私が利用者なら、どうして適当でいいのか説明できる者に指導されたいです。

 

まとめ

1.インストラクターの知識は多ければ多い方が良い

2.実践・技術を伴っていれば尚良い

3.それらは正しいものでなければならない

4.知識や技術は利用者の希望や特性・能力に合わせて提供される

5.安全性への配慮を忘れない

 

 


 

いかがでしたか?

随分青臭くて偽善的なことも述べてしまいましたが、よく使われる「消費エネルギーが云々」の怪しさを足がかりに、自分を含めたインストラクターにありがちなのではないかと(私が勝手に)感じている問題点を愚痴ってみました。

あらためまして、5回にわたり長々と取り留めのない文を読んでいただきありがとうございました。

非常に有益で間口の広い、ノルディックウォーキングを含めたポールを使ったウォーキングメソッドが一時の流行に終わらず定着することを望んで止みません。

 

※2012年9月公開の記事を加筆修正

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