トレーニングルーム快適化計画 ― Bluetoothスピーカー設置 ―

じねん堂は”基本”が鍼灸治療院ですので、店内の音楽はどちらかというと穏やかなものが多いです。
いわゆる環境音楽だったり、現在は「津ぅのドまんなかジャズfestival」開催に合わせてジャズだったり。
テンションを上げてワークアウトをする感じではないのは確かです。

そのようななか、ある利用者さんが「これ使っていい?」と、持参されたのがBluetoothスピーカー。自分の好きな曲を聴きながらトレーニングしたいからとのことでした。もちろんこちらの返事は「どうぞどうぞ!」。
いわゆる洋楽クラブ系ダンスミュージックを流しながら、しっかりトレーニングされていきました。

これ、素晴らしい考えですね。

たしかに私自分がトレーニングする時はヘヴィメタルやハードコアを流していますし、ジムやフィットネスクラブではイヤホンをしてワークアウトに励む方も多く見かけます。

身体を動かすには音楽が必要なのです。

にもかかわらず、これまで全く配慮していませんでした。
来院者が好きな音楽を聴きながらトレーニングできるようにするのは、ジム環境を整備する上では欠かせないことなのかもしれません。

早速、Bluetoothスピーカーを何本か視聴してみました。
しかし、なかなか音質の面で難しい。難しいというか、好みでない。筐体の小ささなのか、防水仕様なものが多いからなのか……。
購入には二の足、三の足なのです。
それならば、うちにはREVEAL402というご機嫌なパワードモニターがあるので、これをBluetooth対応に出来れば万事解決ではないかと思い立ったわけです。

そして購入したのがこちら。

開梱の儀

「inateck BR1008 Bluetooth transmitter and receiver」です。
その名のとおり、トランスミッター(送信機)としてもレシーバー(受信機)としても使える代物。幅広いコーデック(音声や画像をデータとしてやり取りするために圧縮したり再生したりする仕組み)に対応していることがチョイスの理由です。
音質云々というより、いざ再生してみたら音が鳴らないという事態だけは避けたいですから。

側面には、3.5ミリジャックとマイクロUSBジャック(充電ポート)。

逆の側面には、レシーバーモード(RX)とトランスミッターモード(TX)との切り替えスイッチ。それから、電源ボタン兼ファンクションスイッチ。

スイッチふたつ

レシーバーモードにした本機とアクティブスピーカーとをケーブルで接続すれば、ペアリングしたスマフォなどで再生した音楽がスピーカーから聞こえるという寸法です。ただ、スピーカーが1台しかありませんので、ステレオの状態で接続してしまうと、右か左かどちらかの音しか聞こえなくなってしまいます。
したがって、ステレオミニプラグをモノラルのミニプラグに変換して対応します。

線一本

AUXのインプットにぶっ刺しまして、スピーカーの左右セレクトスイッチは“右”。

ぶっ刺し鍼灸院

スマフォは写真を撮影しないといけないので、タブレット(Lenovo YOGA TABLET 3 Plus)から音楽再生を試みます。
レシーバーの電源を入れると、勝手に“ペアリングスタンバイモード”になってくれるので、タブレット側のBluetoothをオンにして、「Inateck BR1008」と接続。

戒めのために、まれびとは来たる

さくっと、YouTubeの音楽をスピーカーから出力することができました。
しかし、何かもこもこボワボワした音です。気に入らないですね。せっかくの人間椅子が台無しです。
タブレットの「DOLBY ATMOS」をオフにすると、クリアになりました。
DOLBY ATMOS」はサラウンドの録音・再生方式。コンセプトがモノラル再生とは真逆ですものね。無理もないことなのかもしれません。
試しに他のタブレット(ipad air)やスマフォ(galaxy s7 edge,iphone 8)でも音楽を再生してみると、こちらは素のままでいい感じ。

これなら、トレーニングに来られるかたには問題無くお使いいただけそうです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次