実話– tag –
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怪異談
お爺さんが横切るから…
ある夏の日のこと。 いわゆる“見える”JCであるAちゃんとこんな話をした。 勉強って、どこでしとるん? えー。ごはん食べるとこ。 あー、そうなんや。リビングちゃうんやな。やっぱり、テーブルの高さが丁度エエとか、テレビが気になるとかで? んー。リビ... -
怪異談
似ているようでちょとずつ違う「ひとだま」のはなし
おばけ、幽霊といえば、「ひとだま」がつきものである。 墓地の上にフワフワ浮いているイメージだろうか。 今回はそんな「ひとだま」について。ちょっと毛色の違う、しかし共通点のあるお話を紹介できればと思う。 松阪市でのできごと Tさんのお母様の体験... -
怪異談
放送事故
じねん堂がまだ整骨院の中で間借りをしていた頃の話。 その日は空手の稽古日だった。21時半までの稽古を終えてアパートに戻り、シャワーを浴びて、テレビのニュース番組を観ようとビール片手にリモコンを操作した。 どうやら日中に交通事故からの車両火災... -
怪異談
おんなのしろいあし と…
【おんなのしろいあし】 じねん堂では、季節によって待合室の本棚に並べる本を変えている。夏は毎年「怖い本」にしていて、そのなかでも来院者から好評なのが、怪談えほんシリーズである。 「え。この人、絵本も書くの!?」 そう言って手に取られる方が多い... -
怪異談
【心霊写真】小学校の修学旅行 京都にて
先日、どストレートな心霊写真を頂戴した。 三重県某市の小学校、修学旅行で訪れた京都での1枚である。 クリックで拡大 卒業アルバムから拝借(スマフォで撮影)した。 お分かりいただけるだろうか。 後列中央付近。向かい合った児童の間。窓に真っ白な手が... -
怪異談
結納の日に
2004年の春。 妻の実家の母屋で結納の儀を執り行った。 妻の実家は、敷地に蔵が2棟あったり田畑や山を所有していたり、おまけに曽祖父(?)が村長だったりと、いわゆる田舎の名家とでも呼ぶべき家柄で、母屋の太い柱や梁が “いかにも” な雰囲気を醸し出し... -
怪異談
脳梗塞
私には離れて暮らす90代の祖母がいる。畑に出るほど元気ではあるが年齢的なこともあり、週に2回ほどデイサービスを利用している。そんな祖母に起きた話を、従妹から聞いたので紹介したい。 ある日の夕方、いつものように送迎車に乗って帰ってきた祖母を迎... -
怪異談
出ていく女
家を建てる前に住んでいた2DKのアパートで体験した出来事。 この頃のじねん堂は整骨院内で寄生虫のように開院していた。営業時間も整骨院のそれに準じたもので、12時~15時までの長い昼休みの間はアパートに帰ってダラダラしたり昼寝したりが日課だった。... -
怪異談
痣(あざ)
妻が妊娠中の2006年5月。 妻の祖父が他界したため、その葬儀に参列した。 祖父の居所である三重県南部の漁師町には、妊婦が葬儀に参列すると何らかの “障り” があるという言い伝えがあり、それを防ぐために腹帯へ鏡を入れるのが風習とのことだった。したが... -
怪異談
灰色のパーカーと赤いパーカー
2007年、11月14日のこと。 いつものように床に就いて、いくらか時間が経ったころだろうか。 ふと目が覚めた。 当時住んでいたのは、築30年は超えているであろう古めかしい3Kのアパート。二間続きの4畳半と6畳とを仕切るふすまを取り払い、4畳半をリビン...
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