トレーナー紹介

ここではじねん堂のトレーナー 西出隆彦が、鍼灸師(トレーナー)を目指すきっかけから現在に至るまでの経緯と、現在の活動状況などを紹介しています。
ほかのページとは違い、少し砕けた雰囲気で書いてある部分もあります。

まだ顔を合わせたことのないトレーナーを、少し身近に感じていただければ幸いです。

目次

はじめに

あらためまして、私が鍼灸師の西出隆彦です。
昭和50年生まれの蠍座O型。3児の父です。

好物は焼肉とお酒です。
仕事や研修会にニンニクぷんぷんでは失礼ですから、完全オフ日の前日を焼肉デイにしています。近所の焼肉屋さんでは、ピッチャーを頼んでもグラスが出てこなくなりました。ビールを空けたら「梅割り」が定番ですね。

ちなみに、元祖味噌だれホルモンの脇田屋は親戚で、曽祖父は東京で酒屋を営んでいました。焼肉とお酒が好きなのは遺伝子レベルというわけです。

きっかけから現在まで

鍼灸師を目指すきっかけ

私が鍼灸師を目指すことになったきっかけは、祖母の存在。

腰の悪い祖母が隣町の鍼灸院に行って帰ってくるたびに、良くなっただの腰の鍼が足までジワジワ効いてきただの言うのを幼い頃から聞かされていたことが印象に残っていて、「祖母がこんなに喜ぶのだったら鍼灸師になるのも良いかな」と、進路に選びました。

こんなことを書くと、おばあちゃん想いな少年の美談のように思えなくもないですが、実際は、夢破れた無気力な進路探しの中で「鍼灸」の文字が目に留まり、祖母のことを思い出した……程度のものです。大して興味もないし、なる気も無かった。大学に進学さえできればよかったというのが正直なところです。

そして、せっかく鍼灸師になるんだったら一番勉強できそうな学校へ行こうと考え、当時唯一の鍼灸大学だった明治鍼灸大学(現明治国際医療大学)へ入学しました。

鍼灸大学時代

在学中は、“一番勉強できそうな学校へ行こう” という志望動機も忘れ、アルバイトに精を出す出す毎日でした。

カブの収穫、スポーツ用品店で学納品のネーム付け、ゴルフ場の芝生管理、施設のエアコンフィルター掃除、的屋の真似事、薬の臨床治験など。
これらはすべて短期募集のものばかりですが、一種類だけ長く続けたアルバイトがあります。

それは介護施設の宿直。

大学付属の特別養護老人ホームと個人経営の軽費老人ホームを掛け持ちしながら、約3年半在籍しました。
もちろん宿直が入所者の介護を行うことはありませんが、戸締り・見回りをはじめ、時折宿直室を尋ねてこられる入所者や夜間の突発的なアクシデントに対応するなど、施設スタッフの一員として介護現場に触れる事が出来たのは大きな学びとなりました。
実習の一環として付属施設で鍼灸治療や介護補助を行った時に、「夜警のにーちゃん、昼間に何しとんの?」と声をかけられたのも良い思い出です。

整形外科勤務時代

大学卒業後は三重県に戻り、スポーツ傷害の治療(リハビリテーション)に力を入れている整形外科へ就職しました。
スポーツ傷害のリハビリテーション業務とはいえ、実際の来院者全体で見た場合はスポーツ選手以外のほうが多かったので、一般的な膝・腰・肩の理学療法や運動療法も行っていました。
そんな中で気になったのは、「私たちは筋トレしても無駄だからねぇ。そんなことよりマッサージして欲しいわ」という考えを持つ方が少なくなかったことです。

筋力トレーニング(や機能訓練)の必要性は運動選手と同じかそれ以上なのに……。

確かに運動選手のように重たい錘を扱ったり激しく動いたりは出来ないでしょうし、筋肉も刺激に対して敏感に反応することはないかもしれません。
しかし一般の方には一般の方に適した筋力トレーニングや機能訓練の方法があるのです。
また、慰安的なマッサージを行うことで一時的に気持ちよかったり筋肉がほぐれたりしても、機能回復には必ずしも繋がりません。強くて濃厚なマッサージを受ける事で、身体に悪影響を及ぼすこともあり得ます。

このような考えから、筋力トレーニングや機能訓練の大切さをお伝えすることに力を注ぐようになりました。
しかし、それでもなかなか寛解の難しい症状や、整形外科疾患以外の不調を同時に抱えていらっしゃる患者様も多く、どうすればより多くの方の苦痛を和らげることができるか、様々なセミナーに参加して知識と技術を模索する日々でした。立派な鍼灸師やレーナーになるといった考えは毛頭ありませんでしたが、人さまの身体を触ることに対する重い責任を感じていました。

屋号を持って

じねん堂は平成14年7月に出張専業の治療院として開業し、店舗を借りたり整骨院に所属したりと業務形態を変えながら、平成24年3月に現在の住所に開院しています。

整形外科を退職して屋号を持つようになってからも筋力トレーニングや機能訓練を重要視する姿勢は変わらず、より多くの方の苦痛を和らげたいという思いはますます強くなりました。

そこで、関節に負担をかけない軽い負荷でも筋肉を増強する事が出来る方法として、当時はまだあまり知られていなかった加圧筋力トレーニングを施術に取り入れ、足関節のリハビリや歩行能力改善に関する学会発表も行いました。
また、内科・耳鼻科・小児科に関するものなど、整形外科で行う筋肉や神経を刺激するだけの鍼灸では対応できない疾患・症状や、運動器の症状の中でも自律神経や精神の不調がベースにあるような、“病院ではどこも悪くないと言われるけど辛い”ものに対して威力を発揮する経絡治療を基幹となる鍼灸の手法として採用しました。

現在、整形外科勤務経験を生かした機能訓練、加圧を応用した運動療法やウェイトトレーニング、そして経絡治療と補助的な手技手法を駆使し、病苦の施術と予防を業としています。

趣味

祖父母の影響で幼いときからカラオケが大好き。
子供会や小学校で遠出するときなどはバスの中で演歌を歌っていたらしいです。
高校生になるとさすがに演歌は歌いませんでしたが、定期テストの打ち上げと称してカラオケボックスに通ったものです。ただ、そのころからヘヴィメタルに夢中だったので、歌いたい曲が少なくて困りました。
その流れで大学では軽音楽部(と柔道部)に席を置き、ヴォーカルを担当していました。柔道で鍛えていたおかげか、大きな声を出すのだけは得意でした。
今でも時々友人たちと人前で歌う事があります。とはいえ、一番の楽しみは家族でカラオケに行って、子供たちと一緒に歌うことです。

ノルディックウォーキング

ノルディックウォーキングとはフィンランド発祥のウォーキングスタイルで、手に2本のポールを持って歩くのが特徴です。
ポールを後ろへ押し切ったときに身体が前へぐっと進む感覚が新鮮で、すっかり嵌まってしまいました。家のまわりを歩くだけでなくて、旅先へもポールを持っていって歩いています。
また、インストラクターとして津市の森林セラピー事業や地域のイベントのお手伝いをすることもしばしば。最近では市民団体「レッ津!ノルディック!」のコーチを拝命し、「中伊勢温泉郷」のアドバイザーを務めています。すっかり趣味の範疇をはみ出してしまいました。

テクニックを使い分けることによって運動効果を増強したり、逆に膝に負担をかけずに歩いたりできるノルディックウォーキング。これからどんどん広まって欲しいと思っています。

日用大工

探しても無いものは作れば良い。
治療室の棚、カウンター下の本棚、トレーニングルームの壁面収納など、全て自分で作りました。他には床や玄関扉のメンテナンス、もうひとつの趣味であるメダカ飼育に使う外部濾過フィルターや水槽の加工、おまけに節分の扮装まで。

自分で作れそうなものは何でも自分で作ってみることにしています。

メダカ飼育

来院するかたの癒しの一助となればと始めたメダカ飼育ですが、これにすっかりハマってしまいました。
交配させて珍しい色や柄をつくるというよりも、水槽を連結して水位調節しようかとか、ろ過器を自作しようかとか、そっちの方向で……。

現在自作のオーバーフロー水槽と外部濾過フィルターを稼働させ、メンテナンスの手間を大幅に減らしたうえで、常に澄んだ水でメダカを楽しんでいただけます。(冬場は水底でじっとしています)

資格・免許・所属団体

免許

はり師・きゅう師

資格

運動療法機能訓練技能(全国病院理学療法協会・厚生労働省)
ノルディックウォーキング アドバンスインストラクター(日本ノルディックフィットネス協会)
INWA公認ノルディックウォーキングレース審判員
胸郭主導型トレーニング・しなり体操 指導者

所属団体

全国病院理学療法協会
日本ノルディックフィットネス協会
津市森林セラピー基地運営協議会
トレーニング進化塾

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