シーグラスとは、川や海に廃棄されたガラスが波によって削られてできた、いわゆるガラス片。
ゴミといえばそれまでですが、角の取れたやさしいフォルムとすりガラスのような風合いは、収集対象とするに十分な魅力をそなえています。かつてガラス製であったものがペットボトル等の樹脂製になっている昨今、希少性も増してきているようです。以前見た何かの製品の説明書きには、「出会い・絆・奇跡・生命力」といった石言葉(?)が書かれていたと記憶しています。たしかに、生命の源たる海のパワーを存分に受けていそうな雰囲気です。
さて、津市に住む私が、三重県内でシーグラスを採取するならどこに行くと聞かれれば……
安楽島海水浴場!
と、答えるでしょう。
水族館やら温泉やら度々訪れる観光地ですし、伊勢に来たついでにちょっと足をのばす程度の心理的距離なので「行きやすい」のです。もちろん肝心のシーグラスも豊富。
丁度良い塩梅の砂利浜で、砂利なのかシーグラスなのか分からなくなるほど取り放題です。
さらに“いい感じ”の貝殻もそこそこ落ちていますから、オススメの筆頭と成り得るわけです。
先日のパールブリッジウォーキング・ジョギング大会のあとも、助手1号とともに採取してきました。
志摩から到着した時はちょうど引き潮で、思う存分採取することができました。
助手1号は“レア色”やいい感じの貝殻を探し、私はひたすら拾いまくるという役割分担。
30分そこそこでスーパーの袋に4分の1ほど。大人の両手にしっかり2杯程度拾い集めることができました。
しかも今回はレア色と言われている「灰色」をゲット!
助手1号も「黄色」をいくつか拾っていました。
もっと粘っても良かったのですが、さすがに身体が冷えてきて私の方がギブアップ。まだ拾いたそうな助手1号を説得(?)して帰路につきました。
【2020年8月11日追記】
本エントリーをご覧になって安楽島海水浴場まで行かれた方に聞いたところ、「全然なかった!」とのこと。この数年で取りつくされてしまったのかもしれません。
安楽島海水浴場
周りに駐車場はありません。堤防脇に路駐することになると思います。
周囲の道路が狭小ですので、十分お気を付けください。