怪異談– category –
幽霊・お化けなどが登場する怪談話だけでなく、人が怖い話・社会的に怖い話・一部の人には怖く感じる話・不思議な話などもふくめて“怪異談”と捉え、掲載しています。
このカテゴリーのみ、本文を「だ・である調」で記述しています。
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怪異談
【解釈】えんとつ掃除とゴミ男
映画が話題となっている“煙突の町”の絵本。 私も挿絵、特に背景の魅力に取りつかれたひとりだ。陰鬱な解釈ができる内容も好みに合っている。しかし、どうにも文章が読みにくい。数年前には、次男の夜伽に使うために少しだけ作り直したこともある。 今回は... -
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あしもと
30代の女性、Kさんが、20代前半の頃に体験した話。 ある夏の晩、疲れきった身体をベッドに横たえ、Kさんはいつものように常夜灯を点けて眠りについた。どれくらい時間が経ったろうか。 グンッ。 足首を何者かに掴まれ、足先の方向へ引っ張られたことに気づ... -
怪異談
きっかけ
生まれたときから見えていたのか、何かのきっかけで見えるようになったのか。 霊をはっきりと目に捉えることができる人は、そのきっかけもはっきりとしているように思える。そんな話をうかがったので紹介したい。 Aさんが中学生だったころの話だ。 ... -
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朝田寺で起きたこと
松阪市朝田町(あさだちょう)に、地蔵菩薩を祀る朝田寺(ちょうでんじ)がある。 松阪市やその周辺の町村では、宗派関係なく葬儀の翌日に身内が故人の衣服を一着持ってこの寺に参詣する。故人が無事に極楽への道を進めるよう、地蔵菩薩に祈願するのだ(道... -
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美人の新人さん
60代後半~70代と思しき男性、Aさんから伺った話。 Aさんが現役の会社員だったころ、所属する部署に女性の新人が配属された。 彼女は美人で人当たりも良く、部署で一番年下ということも手伝ってか、皆に話しかけられ、可愛がられ、すぐに部署のマド... -
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神山さんの怪異
松阪市と多気町の境目、櫛田川と祓川の分岐点近くにこんもりとした低山がある。神山(こうやま)だ。 山頂への道筋には聖徳太子が建立したと伝えられる古刹があり、一般的には山号を冠して神山一乗寺と呼ばれる。しかし地元の私たちにとっては中学校の遠足... -
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子供部屋
Kさんが結婚する前、A県の実家にお住まいだったころ。 小学校2年か3年のある時から、2階の自室にある机で勉強していると、お経のような音が聞こえてくるようになった。昼夜は問わないのだが、必ず机で勉強している時である。姉や母親にこのことを伝えても... -
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【解釈】マイマイとナイナイ【ネタバレ】
じねん堂の本棚は絵本を中心に、季節ごとのテーマを決めて模様替えしている。夏は毎年「怖い話」をテーマにしていて、岩崎書店の怪談えほんシリーズは外すことができない。 なかでも「マイマイとナイナイ」は異彩を放つ作品だ。 皆川博子が紡ぐ不条理な物... -
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隣人
20代の女性、Sさんが数年前に体験した話。 当時Sさんは接客を伴う飲食店でアルバイトをしていて、1DKのアパートに一暮らしだった。その日は腹痛などの体調不良を理由にアルバイトを休むつもりで、夕方までごろごろしていた。 “ピンポンピンポンピンポ... -
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警備員
Aさんが警備会社でアルバイトをしていたころ、同僚に40~50代くらいの女性(Bさん)がいた。特に癖が強いというわけでもない、普通のおばちゃんである。普通に出勤をしてきて、普通に仕事をして、普通に雑談もする。 そんなBさんが急に退職した。 アルバ...