施術所のベッド。自分が施術を受けに行くときにも感じるのですが、前に誰が使ったか分からないベッドに寝ころぶのって、ちょっと躊躇われませんか?
コロナ云々で普段よりも神経質になっていらっしゃる方もいらっしゃるかも。
このような場合、表皮がビニール製のベッドを使い、ベッドカバーを掛けず、患者毎に表皮をアルコールで拭くのが一番簡単かつ衛生的だと思います。
とはいえ、ビニールの表皮そのままだと、寝ころんだ時にヒヤッと冷たい。
ですからじねん堂の場合、ビニールの表皮の上にタオル地のベッドカバーを掛け、さらに使い捨てのシーツをかぶせています。(タオル地のベッドカバーにも抗菌作用の持続するアルコール製剤(Etak )を噴霧して、感染防止を図っています)
衛生と患者さんの快適性両面への配慮、そして運用のしやすさを考えたとき、現時点ではこれが妥協点かなと感じています。
さて、この使い捨てシーツ。これまではボックスタイプの製品を使っていました。適度に厚くて柔らかく、使い捨てながらも上質に感じるところを気に入っていたのです。
ところが最近、仕様変更でかなり感じが変わってしまいました。硬くて袋から出すとシワシワ。以前より丈夫になって若干の撥水性も備わった気がしますが、使い捨てなのでそこはどうでも良い。ちょっぴりコストをかけて買う値打ちは無くなってしまったように思えました。(あくまで個人の感想)
ですから今後はボックスタイプよりも種類が豊富なロールタイプの使い捨てシーツを使うことにしました。でっかいトイレットペーパーみたいなものです。これからいくつか試しながら良いものを探すつもりでいます。
ロールシーツは、製品の箱を床に置いてそこから引っ張り出すか、市販のホルダーをベッドに装着するかして使うのが一般的なようです。
床に置くのはなんとなく不衛生な感じがするので、ホルダーを装着することにしたのは良いものの…。
市販のホルダーには思った感じのが無いか、馬鹿みたいに高い。
そうなったら、あれですよね。
DIYです。
安価で、ロールシーツの付け外しが簡単で、ベッドにがっちり固定できるロールシーツホルダー。
前置きが長くなりましたが、今回はこれを作っていきます!
作るぜ!
材料は2メートルの塩ビ管(呼び径16)1本と、こちらも2メートルの荷締めバンド2本です。
先ずは塩ビ管をのこぎりで切断します。シーツやベッドの幅から、85センチとしました。都合2本、切り出します。
4月から2年生になった遅生まれボーイの助手2号が手伝ってくれました。
初めてにしては上等な切り口ですね。
続いて、1本の塩ビ管に2本の荷締めバンドを通します。
ビニールひもの両端に、それぞれ割り箸と荷締めバンドを結び付けて使えば、硬くて幅広のバンドも簡単に通すことができます。
今度は片方の荷締めバンドを、もう1本の塩ビ管に通します。こちらの塩ビ管をロールシーツに差し込むことになります。
あっけなく完成!
ベッドにがっちり装着して…
使用感も滑らかで問題なし!
めちゃくちゃ簡単なので、ロールシーツの使用を検討中のかたは是非作ってみてください。