12月2日、榊原未来会議主催の「さかきばらノルディック~2018秋~」に、インストラクターとして参加しました。
この日は温泉街から少し離れた榊原池周辺を歩くコースとのことで、温泉街の集合場所から車に分乗して榊原自然歩道方面を目指しました。

結構な細道
10分ほどで、榊原池へ続く道への分岐に到着。
山に入っただけあって集合場所よりひんやりしていました。

注意事項やみどころを案内
「ここから池までずっと登りです」と、恐ろしい言葉を聞いて若干しり込みする参加者もいるなか、ノルディックウォーキングスタートです!
600メートルほど緩やかな坂道を登ると急に前が開けて、最初の目的地、榊原池が見えてきます。
榊原池はいわゆる“ため池”ですね。
津市では最も山深いところにあるため池なのだとか。どこかのサイトに書いてありました。

逆光甚だしい
色づいた木々が静かな湖面に映って素敵でしたよ。
先客がいて、釣りをしているようでした。
堰堤(えんてい)から下流の方に目をやると、色づいた山々が見えました。
白く見える落葉した木は、ヤマザクラでしょうか。結構本数があるように思えます。
春に来るのも良さそうですね。

左手前は宿敵“スギ”の野郎ですね
少しの休憩の後、池の周囲をノルディックウォーキング。
程よく整備されていて、歩きやすかったです。
この“程よく”というのがミソで、場所によっては苔むしていたり落ち葉が敷き詰められていたり。その落ち葉も、いわゆる広葉樹のこともあればモミジのこともあり、場所によっては松葉ばかりのこともあり。
踏みしめた感触や、落ち葉を蹴りながら歩く音など、五感を使って楽しめました。

程よい!
池を半周したあたりで少し横道に逸れて、「仮木戸(かりきど)」なるお堂がある場所へ。
語り部がいわれを話してくださいました。

語り部オレンジ
昔、奈良の都から伊賀を経て伊勢を目指す時に、街道のこのあたりから先が「伊勢の国」ということで、仮の入口(仮木戸)と呼ばれるようになったのだとか。
旅人は、ここを下った地に湧く温泉で湯ごりをし、身を清めて伊勢へ向かったそうです。
仮木戸へ入る道の脇には、忘れ去られたような標石がありました。
「やまみち いがごえ」と、記されているそうです。
よく見てみると、かろうじて“ご”の字が判別できます。
昔はこの脇を街道が走っていたのかもしれませんね。
そう思ってみると、木々の間に何となく道のようなものが見えてくるから不思議です。
このあと、池の周囲を周るコースに戻り、スタート地点へ向かいました。
途中、モミジの山に飛び込むアクティビティーがあり、童心に返ってダイブ!
ハイジが藁のベッドに飛び込むイメージだったのですけれど、ただのランニングボディプレスでしたね。
しっかり歩いた後は、湯本榊原舘へ。
食事と温泉で締め括りました。
コースよし、料理よし、温泉よしで、個人的には非常に満足度が高いイベントでした。
榊原自然歩道周辺はいくつかコース候補があるようですので、また足を運びたいですね。
スタッフの皆さんお疲れさまでした。
そして、参加者の皆さん、ありがとうございました。また機会があればご参加ください。