じねん堂の施術室。以前から改善しなければならないと思いつつ手を付けていなかった問題があります。
それは、照明器具のこと。

蛍光灯がむき出しで、どうしても仰向けになった時に強い光が目に入ってしまうのです。
患者の皮膚や舌や血管の状態を確認しやすいように、昼光色で明るめにしていたのでなおさら。
「蛍光灯は見つめないでくださいね」
声をかけるようにはしていますが、それが必要ない環境の方が良いに決まっています。
そこで、目に入る光が柔らかくなるように、簡単なカバーを照明器具へ被せることにしました。
使用したのは、ワーロン社のワーロンシート(ホームワーロン ワーロン耐水シート)。和紙をビニールでサンドしたシートです。

厚さは0.45ミリ。安っぽく見えない厚さかなと思います。手触りは少しザラっとしています。和紙っぽいと言えば和紙っぽいかも。

これを適度な大きさ(52×54センチ)に切って、磁石で留めれば完成です。
器具の縁に角度がついているのと熱の逃げ道を確保するのとで、少したわませています。

シートを留めるのに使用した磁石は、棒状のネオジウム磁石です。本当に強力なので、シート重みで剥がれ落ちる心配はなさそうです。
商品特性なのか、腰くらいの高さから落としたら折れてしまいました。

ギンギラのままだとあまり見た目がよろしくないので、磁石にもシートを張りました。工夫ですね。

希望通りの柔らかな光になって大満足です。

今回購入したシートはカバーとして使用した面積よりかなり大きい(93×185センチ)です。とはいえ、ビニールのシートですから、現在使用中のカバーは蛍光灯の熱に晒されるうちに劣化して割れてくるはずです。それが半年先か1年先かは分かりかねますけれど、材料として無駄にはならないでしょう。
カバーの影響で部屋は若干暗くなりました。皮膚や舌や血管の状態を確認するのには適さない明るさですが、ペンライトを使用すれば問題ないかなと思います。老眼が入ってきたことですし、ルーペも買っておこうかしら。
◆今回使用した製品
