【いまだからこそ!】運動するならパーソナルトレーニング

4月現在、パーソナルトレーニングの新規受付を休止しています。本記事の公開時から状況が変化し、より強力に感染拡大を防止しなければならないと判断したからです。
小規模のパーソナルトレーニングジムは感染のリスクが比較的低いという考えは変わっていません。
また、適度な運動が必要であるのも事実です。自宅やその近辺で運動を実行してください。運動のヒントはYouTubeなどにたくさん動画が上がっています。動画を見てもよく分からないということであれば、じねん堂でもメールや電話で相談を受け付けています。ご利用ください。

 

コロナウィルス騒動でフィットネス業界は大打撃です。

スポーツジムで感染が広がったなどという報道の影響もあってか、休会・退会の相次いでいる施設がある模様。

3月の初めには、経産省による中小企業者の資金繰り支援の対象業種としてフィットネスクラブが追加指定されてもいます。

じねん堂は個人経営の小さなパーソナルトレーニングジムですが、やはりコロナ騒動の影響はあると感じています。

 

まったく。

自粛自粛だし、買い込みや転売はあるし、デマゴーグが息を吹き返してきているし。

世の中、どうかしていますよ。

今回は、「みんな、最近ちょっとおかしいんじゃないの?」という私見を綴ってみたいと存じます。

 

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目次

コロナウィルス騒動とメンタルヘルス対策

 

今回のように世界的な未知の病の流行は、個人はおろか社会全体に心理面・行動面で様々な影響を与えます。

私もこんなツイートを2月の終わりごろにしています。トイレットペーパーの買占め問題を目にしてのつぶやきだったと記憶しています。

 

不要不急の外出を控えて家でじっとしている→やることがないからテレビを観る→コロナウィルス関連の恐怖を煽る番組ばかり→真に受けて引きこもったり逆に買い溜めに走ったり…。

ウィルス感染の爆発的な広がりは無いものの、精神的にも社会的にも不健康さは増すばかりです。ある意味、テレビ視聴者がクラスター(群れ・集団)となっていますね。

デマに流されず不必要に不安がらず、「正しく恐れる」ことが、今の我々には必要なのに。

 

WHOも、”Coping with stress during the 2019-nCoV outbreak”なるパンフレットを公表しています。

このパンフレットには、新型コロナウィルスが流行しているなかで、どのようにストレスに対処すればよいかが記されています。

抜粋して意訳しますと…

危機的状況にあるとき、悲しみ、ストレス、混乱、恐怖、怒りを感じるのは普通のことです。信頼できる人と話すことが助けになります。

家にいなければならない場合は、適切な食事、睡眠、運動、家族や友人とのメールや電話での家族との付き合いなど、健康的なライフスタイルを維持してください。

事実を把握しましょう。リスクを正確に判断するのに役立つ情報を収集し、適切な予防措置を講じることができるように。

不安を煽るようなメディアを見たり聞いたりする時間を減らしましょう

こんな感じです。

事実や正確な情報を把握するには、WHOもそうですし、厚生労働省や、日本感染症学会が発信する情報に目を通すと良いかと存じます。身近なところでは三重県もきちんと情報を発信しています。

 

テレビのワイドショーなんか見なくて良いし、SNSもデマだらけですので、何が正確なものか判断できかねる人は見る必要がないと思います。

「WHOは中国の影響が大きいから信用できない。アベは信用できない。役所は信用できない。医者は信用できない。」

そのような方は、そうですね。どうぞこのページを閉じてください。あなたに向けては書いていません。

 

ちょっと話がそれてしまいましたけれど、結局何が言いたいかというと、パーソナルトレーニングジムには、その施設が感染対策をしっかりしていることを前提に、むしろ通った方が良いのではないか、ということ。

適度な運動と十分な睡眠そしてトレーナーという信頼できる人とのつながり

ストレスに対処するにはうってつけではないですか。

そして一般的に、体の健康を維持する(感染に対する抵抗力を高める)ためには、適度な運動が肝要とされています。

パーソナルトレーニングを受けることは、今の騒動を乗り切るための効果的な習慣となり得るのではないでしょうか。

 

感染予防とパーソナルトレーニングジム

 

とはいえ、「どうせ自分とこに集客したいからでしょ? 感染したら責任取れんの?」なんて鋭い突込みもありそうなので(事実ですし)、ここからは少しもっともらしいことを並べてみようと思います。

 

今、感染予防の点からパーソナルトレーニングジムでの運動が好ましいと言える(運動そのものの効能以外の)理由は、

余計な人と会わない

これに尽きます。

パーソナルトレーニングジムが、小規模のマンツーマンセッションかつ完全予約制なら、トレーナー以外の第三者とジム内で出くわす可能性はほとんどありません。

津市は車社会ですから、家→ジム→家の往復の中で、たった1人としか会うことがないのです。

それは、ウィルスとの接触機会が少ないこと意味します。

「前の利用者がウィルスを残していっていたらどうするの?」

 

確かに。

 

あなたの前の利用者が保菌者だったなら、保菌者が菌の付いた手で触れた部分をあなたが触れ、さらに口などに持っていくことで感染する可能性はあります。

ジム側がこまめに消毒を励行すれば、感染の可能性を低くすることができるでしょう。この辺の取り組み方はジムによっても違うので、問い合わせる必要がありそうです。

じねん堂の場合、Etakという持続的に防菌効果を発揮するアルコール製剤を用いて、ドアノブや家具、トレーニング器具、床を清拭しています。

ちなみに、施術室のリネン類にもこのアルコール製剤を噴霧しています。

じねん堂は鍼灸院でもあります。鍼を体内に刺入したり、時には血液を扱ったりする関係上、日常的に感染防止対策を行っています。施術者の手指消毒はもちろん、器具の消毒・滅菌、必要に応じたマスク・グローブの着用、換気など、今般の感染騒動とは関係なく当たり前の行為として感染防止対策を続けているのです。

そういった意味では、一般的なパーソナルトレーニングジムよりもさらに安心と言えるかもしれません。

 

ウィルスと感染経路について
今回のコロナウィルスは飛沫感染接触感染、そして空気感染と飛沫感染の中間的な感染で広がっていくとされています。
飛沫感染は、ウィルスが内包された飛沫(咳やくしゃみなどによって口から飛び出す細かい水滴)を吸い込むことで感染します。飛沫は水滴なのでそれなりの重さがあり、すぐに地面に落ちてしまいます。その距離は1メートル以下であると言われています。マスクを着用することで飛沫の飛散を防止することができます。
一方、接触感染は、菌やウイルスが付いた手で物を食べたり目をこすったりすることで感染することをいいます。
ドアノブやテーブル、椅子など、手を触れる可能性のある部分類はアルコール等で消毒することが一般的です。
日本感染症学会の見解によると、今回のコロナウィルスは空気感染と接触感染の中間のようなケースもあるようです。空気感染は飛沫の水分が蒸発した後もウィルスが空気中を漂って感染を広げるのですが、コロナウィルスは空気感染ほどではないにせよ、ごく短時間、空気中を浮遊するのだとか。これに関しては、部屋を換気することが重要になってきます。(小規模なジムなら換気も容易ですね)

 

適度な運動を指導してくれることも、この時期だからと強調することではないですが、パーソナルトレーニングジムの良いところとして追加しておくべきでしょう。

運動は、塩梅が大切です。

“過ぎたるは猶及ばざるが如し”で、強すぎる運動負荷は一時的に免疫機能に悪影響を及ぼすことが知られています。

「運動しなきゃ!」と、ついついやりすぎてしまう方にはトレーナーが必要です。

 

とは言うものの…

 

さんざん安全だの有益だのと書いてまいりましたが、パーソナルトレーニングジムでトレーニングすれば絶対にコロナウィルスへに感染しないというわけではありません。

パーソナルトレーニングがどうこうではなくて、そもそも生きて生活している限り、可能性はゼロにならないのです。

先の震災の折もそうでしたが、社会に不安が蔓延すると、「ゼロリスク症候群」とでも呼ぶべき病に罹患した人が増えます。不安要素ばかりを見て、根拠のない情報に振り回され、ありもしない“絶対的な安全”を探すことに心身をすり減らす人たちが。

それは仕方のないことではあるのですが、多くの人がその病のせいで心身の健康を損ない、時に感染を広げていくことを、健康に携わる者として残念に、そして出来れば防ぎたく思うのです。

今回のエントリーを読んで、

「あー、そういう考えもあるんや。ちょっと厚労省のサイトでも見てみるか。」

と、感じていただけたのなら、とてもうれしいです。

 

そうそう。運動するだけなら、パーソナルトレーニングジムへ足を運ぶ必要はありませんよ。散々パーソナルトレーニングジムを推しておきながらひっ繰り返しますが、正味な話、必要ないです。

風通しが良くて、人との距離が保てるところで、気晴らしになるロケーションならどこでも良いです。

そこで、心地よい疲労感を覚える程度の運動をしましょう。

広い芝生公園でウォーキングする程度でも構いません。長谷山なり経ヶ峰なり、白米城なりをトレッキングするのも良いでしょう。

 

信頼できる人とのつながりなら、そうですね、(ゼロリスク症候群ではない)お友達とLINEでもしてください。

 

そうすればきっと、今より心身ともに健康になれますよ。

 

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