じねん堂は、スキーストックをカスタムしてノルディックウォーキングに使用しています。(フレックスチップをスキー用の短いものに、バスケットをトレッキング用のものにそれぞれ換装)
前回のエントリーでは、「最近、他のポールで使用していたパッドを装着すると歩行中に抜けてしまうという事案が発生したので、フレックスチップがスキーストック用のものであることが原因と考え、ノルディックウォーキングポール用のフレックスチップに換装した」ことを報告しました。
幸い換装後はパッドが抜けることも無くなりましたが、実際にどうして抜けやすくなったのかは推測の域を出ません。スキーストック用のフレックスチップが関係しているのは間違いなさそうだけれど、フレックスチップのどの部分がどのように抜けやすさに関与しているのか…。
気になるので、検証することにしました。
検証
方法は単純。
パワーグリップパッドを切り開いて、ノルディックウォーキングポール用、スキーストック用それぞれのフレックスチップをはめ込み、適合性を確認するだけです。
実際の検証の模様は動画をご覧いただければと思います。
結果
結果、スキーストック用のフレックスチップはノルディックウォーキングポール用のパッドには適合しないことが確認できました。先端部の形状の違いで、パッド底部の金属性の受け具にうまくはまらないのです。
“はまり”が悪いのでパッドへの差し込みが浅くなり、パッドの上端がフレックスチップの最も太い部分まで達さないことも分かりました。
パッド自体は多少はまりが浅くてもスキーポール用のフレックスチップで使用可能です。刺し込む穴が“きつく”できているので、そうそう抜けてしまうことはありません。ただし、他のポール(純正のフレックスチップ)で使っていたパッドをスキーストック用のフレックスチップに付け替えると、それまで太い部分まで刺し込まれていたため、パッドのゴムが伸びてゆるくなっていて抜けてしまうわけです。最近経験した事例は、これによるものです。
スキーストックを最初にカスタムした際に、フレックスチップを短いものと交換したのですが、それがスキーストック用のものだったのです。あの時にちゃんとノルディックウォーキングポール用(トレッキング用)のものにしておけばよかったです。
結論
- ノルディックウォーキングポールには純正のフレックスチップを取り付けた方が良さそう
- スキーポールをカスタムするときも、フレックスチップは必ず換装(そんな人は滅多にいないと思いますが)
今回、LEKI社製のフレックスチップとパッド(パワーグリップパッド)で検証したわけですが、他もメーカーのものはどうなのでしょう。
他のメーカーの純正品による適合具合。
安価で販売しているパッドとの適合性。
機会があれば検証してみたいと思います。