ブロッコリの芯は火を通すとホクホクしておいしいですね。糖質の多いジャガイモの代わりにオムレツなどに入れると抜群です。
さて、減量・ダイエットを目的としたパーソナルトレーニングを行う際、じねん堂では、「当院における減量指導の実際」として8年ほど前に日本理学療法学会で発表した方法をいまだに使っています。
先ずは国立健康・栄養研究所の式で基礎代謝量を算出して(ハリスベネディクトの式は信用しない)、身体活動レベルに応じた「1日のエネルギー消費量」を簡単に割り出し、割り出した量のエネルギーを毎日摂取しているから現在の生活で体重が増えも減りもしないのだと仮定して、目標に応じ、一日にどれくらいエネルギーの収支がマイナスに傾けばよいのかお示しするというごく単純なものです。
結局は、
- 今現在の食生活から摂取エネルギーを減らす
- 今現在の活動量から消費エネルギーを増やす
この2つのを実行するのみとなります。
懐かしの、「はらすまダイエット 100キロカロリーカード」も参考にしていきます。また、摂取する栄養素のエネルギーの割合は、“炭水化物50%、タンパク質35%、脂質15%”という、ごくごくスタンダードなもの。いちいち「炭水化物が○○キロカロリー」などという計算をするのは面倒くさいですから、毎食のそれぞれの栄養素の嵩(かさ/見た目の量)を“おおよそ”のイメージで覚え、調整します。流行の糖質制限をご希望なら、炭水化物の中の糖質の割合を任意で減らします(じねん堂は糖質制限をあまりお勧めしません)。
経験上、この方法が一番簡単で取り組みやすい。つまり継続しやすいと考えています。
私自身、空道(着衣総合武道)の選手だった頃はこの方法で減量していました。下げ幅が10キロ以上なこともありましたが、パフォーマンスを損なわずに目標体重まで落とすことができました。
古典的なうえにアバウトな印象もありますが、意外に侮れない方法です。