脳梗塞

私には離れて暮らす90代の祖母がいる。畑に出るほど元気ではあるが年齢的なこともあり、週に2回ほどデイサービスを利用している。

そんな祖母に起きた話を、従妹から聞いたので紹介したい。

 

ある日の夕方、いつものように送迎車に乗って帰ってきた祖母を迎えた叔母は、介護職員からこう言われた。

「脳梗塞を起こしているかもしれないから、すぐ病院に連れていってください。」

驚いて祖母の様子をうかがうと、たしかに言葉がうまく出てこないし呂律(ろれつ)も回っていない。

すぐに病院へ連れていき、やはり脳梗塞とのことで即入院。血栓を溶かす点滴をすることとなった。

幸い大事には至らず、2週間ほどで退院はしてきたものの、喋り難さと右半身の動かし難さが少し残る結果となってしまった。

 

さて、話としてはここで終わりなのだが、不可解なことがある。

叔母夫婦が病院に向かう車の中で祖母から聞いた話によると、祖母は昼食を食べている時に言葉が出なくなり、そのことを看護師に伝えたら、横になって休んでいろと言われたのだそうだ。そして結局、いつもと同じ時刻(16時ごろ?)に送迎車で帰宅することになった。

症状が出てから帰宅までの数時間が空白なのだ。

 

今も、祖母は同じ介護施設のデイサービスに通っている。

 

 


 

 

いかがだっただろうか。

個人的には色々な意味でゾッとした話である。

とはいえ、医療従事者や介護が必要な身内のいるかた以外に話すとピンとこないかもしれないので、どこが怖いのか列記したいと思う。

 

1.昼食時に「言葉が出ない」と訴えたのに放置していた

いちばんの謎である。

“言葉が出ない”ことの意味が分からなかったのだろうか。

よく似た症状を呈する一過性脳虚血か、より深刻な脳梗塞かの判断は、この時点ではできない。すぐに専門医に診せるべき案件ではなかろうか。

当該施設の初動対応がどう規定されているのかも気になるところだ。(※この対応が一般的なものだったらごめんなさい)

 

2.送迎時に「脳梗塞かも知れないから病院へ…」

施設側は事態を把握していたことになる。

しかし数時間、なんの対処もしていないのだ!

身内としては、すぐに適切な処置をしていれば後遺症は残らなかったのではないかと強く思ってしまう。

 

3.今も同じ施設に通わせている

祖母の子供たちは、 “文句を言ったら預かってもらえなくなる” とでも思っているのだろうか。

問題をうやむやにしがちな性質、受け入れ施設を探すのが難しい社会状況、介護のために仕事を辞めると個々の生活が成り立たない現実などが垣間見える。

 

4.いずれ自分たちにも同じことが起こる可能性

近い将来、適切な対処のできない施設に入所させられてしまう。緊急時に誰も手を差し伸べてくれない・声を上げてくれない環境に置かれてしまう。

今回の事態をスルーした祖母の子供たちは、それも已む無しと考えているのだろうか。

子の子としては、そう受け止めたのだが…。

 

 

以上、今回は介護をとりまく様々な問題が生み出す怖い話を紹介した。

 

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