導入から2か月が経過した“なんちゃって”MAGグリップことMAXGRIP。
小柄な人以外はグリップの“うま味”を享受できていない状態が続いております。グリップの板状の部分から手のひらが離れて、使用感が一般的なパラレルグリップと変わらなくなってしまう現象です。
そんな中、パーソナルトレーニングの利用者さんが、「ええもん」を持参してくださいました。
なんと、MAXGRIP用の自作アタッチメントでございます!
薄い金属板を折り曲げて、ネオプレン材っぽい滑り止めを張り付けてあります。縁の青いテープは面取りの代わりかな?
少し前に、「作れそうやな…」とおっしゃっていたのは記憶にあったのですが、まさかこんなに早く完成するとは。恐れ入りました。装着も非常に簡単で、グリップ部分にかぶせるだけ。
なかなか良さげな角度になっています。
先般のエントリーで“こうだったら良いのに”と述べていた角度そのものですね。
本家のMAGグリップを参考にしながら手首の為す角度を調整したそうです。
お手持ちのワイドグリップ(ワイド・“ドルシフレックス”グリップ)も持参されていたので、せっかくだからと味見させていただきました。
その使用感は素晴らしいの一言!
手首がやや屈曲して板状の部分に密着するので、グリップを握っているという感覚がほとんどありません。言い過ぎかもしれませんが、指をひっかけている感覚すら希薄です。「ぽしょん」と、手を乗せている感じ。
引き下ろしていく際に手首から先の不要な入力が無いことで、自然に背中へ意識が向きます。
指導の際に度々使う…

手はフック船長
肘が下に引っ張られるよ
肘が外側を回ってくる感じ
胸で迎えに行くの
縦にカスカスダンス!
腋でボールをつぶす!
このあたりのキュー(良好な動作のきっかけになるような声かけ)が軒並み不要になりそう。
MAGグリップが売れるのも納得です。
ごちそうさまでした。


※今回の自作ギア、薄い板で作られているので耐荷重が気になるところですが、50キロ程度を引く分には問題がなかったそうです。とはいえ、模倣する場合は自己責任でお願いします。自作ギアの使用による事故やけがに関して、じねん堂は責任を負いません。